Sharecipeaβ
レシピハーブ図鑑ガイド体質診断ツール
Sharecipea
運営者情報更新履歴利用規約プライバシーポリシープランお問い合わせ・ご要望

Amazonのアソシエイトとして、Sharecipeaは適格販売により収入を得ています。当サイトは楽天アフィリエイトに参加しています。

ホームレシピ図鑑マイページ

初心者向け / ブレンドガイド

レモンバームティーとは|含まれる成分・淹れ方の目安・飲む前に確認したいこと

レモンバームティーに何が含まれるのか(シトロネラールなどの精油成分・ロスマリン酸)、レモングラスとの違い、味わい、90℃5分という淹れ方の目安、1日の杯数、甲状腺に関する注意など飲む前に確認したいことを整理しました。

15 min read
  1. ホーム
  2. ブレンドガイド
  3. レモンバームティーとは|含まれる成分・淹れ方の目安・飲む前に確認したいこと
Sharecipea編集部・2026年9月13日
この記事の内容
  1. 01結論:レモンバームは「レモンの香りがするミントの仲間」
  2. 02レモンバームの葉に含まれるもの
  3. 03名前が似ているだけ|レモングラスとの違い
  4. 04味わい|やさしい甘みと、すっきりした飲み口
  5. 05淹れ方の目安|熱湯を使わない
  6. 06どう飲まれてきたのか|ヨーロッパでの立ち位置
  7. 071日にどれくらい飲むもの?|杯数と濃さの目安
  8. 08飲む前に確認したい方|甲状腺のことを含めて
  9. 09ブレンドで合わせやすいハーブ
  10. 10育てて飲む、という選択肢
  11. 11よくある質問
  12. 12まとめ|名前の由来と注意点を知ってから、一杯を選ぶ
  13. 13参考にした情報

この記事の内容

  1. 01結論:レモンバームは「レモンの香りがするミントの仲間」
  2. 02レモンバームの葉に含まれるもの
  3. 03名前が似ているだけ|レモングラスとの違い
  4. 04味わい|やさしい甘みと、すっきりした飲み口
  5. 05淹れ方の目安|熱湯を使わない
  6. 06どう飲まれてきたのか|ヨーロッパでの立ち位置
  7. 071日にどれくらい飲むもの?|杯数と濃さの目安
  8. 08飲む前に確認したい方|甲状腺のことを含めて
  9. 09ブレンドで合わせやすいハーブ
  10. 10育てて飲む、という選択肢
  11. 11よくある質問
  12. 12まとめ|名前の由来と注意点を知ってから、一杯を選ぶ
  13. 13参考にした情報

結論:レモンバームは「レモンの香りがするミントの仲間」

レモンバームの葉に含まれるもの

名前が似ているだけ|レモングラスとの違い

味わい|やさしい甘みと、すっきりした飲み口

淹れ方の目安|熱湯を使わない

どう飲まれてきたのか|ヨーロッパでの立ち位置

1日にどれくらい飲むもの?|杯数と濃さの目安

「レモンバームは1日にどれくらい飲めるのか」を調べても、はっきりした数字が出てこないのには理由があります。ハーブティーは食品であり、ビタミンやミネラルのように一日の摂取基準が公的に定められているものではないからです。「ここまでなら安全、ここを超えると危険」という線が引かれているわけではありません。

そのうえで、無理なく続けられる範囲として、本サイトでは1日2〜3杯程度を目安にしています。1杯あたりの淹れ方は前述の表のとおりです。

杯数より、実は「濃さ」

見落とされがちですが、同じ2杯でも蒸らし3分の一杯と7分の一杯ではまったく別物です。杯数だけを数えるより、濃さも一緒に見てください。

多かったと思ったときの戻し方

上限の数字が決まっていないぶん、判断のよりどころになるのは自分の体感です。「今日は多かったかもしれない」と思ったときは、次の順で戻していくのが無理がありません。

  1. 濃さを戻す — 茶葉の量を減らし、蒸らしを短くする
  2. 間隔をあける — 続けて飲まず、場面を絞る
  3. 一日休む — 気になった日は、水や別のハーブの一杯に置き換える
  4. 続くようなら相談する — いつもと違う感覚が続く場合は、自己判断で続けずに医師・薬剤師にご相談ください

「たくさん飲むほどよい」という飲みものではありません。おいしく、無理なく続く量が、その人にとっての適量です。

飲む前に確認したい方|甲状腺のことを含めて

レモンバームは日常的に親しまれている飲みものですが、次に当てはまる方は、飲み始める前にかかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。

  • 甲状腺に関わる持病のある方 — レモンバームは甲状腺機能に影響を与える可能性が指摘されています。治療中の方、経過観察中の方は、飲用の可否を必ず主治医に確認してください。このページで挙げるなかで最も重要な項目です
  • 甲状腺のお薬を服用中の方 — 飲み合わせについて、薬剤師に確認しておいてください
  • 妊娠中・授乳中の方 — 念のため、飲む前に確認を
  • 小さなお子さん — 年齢や状態によって判断が変わります。自己判断は避けてください
  • その他のお薬を服用中の方 — 飲み合わせについて薬剤師に確認しておくと安心です

いずれも「飲んではいけない」と断定するものではなく、自己判断で始めないほうがよいという趣旨です。判断できるのは、あなたの状態を把握している専門家だけです。

なお、上記に当てはまらない方にとっては、日常的に親しまれてきたハーブです。過度に身構える必要はありませんが、甲状腺の項目だけは例外として、心当たりのある方は必ず確認してから飲み始めてください。

ブレンドで合わせやすいハーブ

レモンバームは香りの主張が穏やかなので、全体をまろやかにまとめる役として使いやすいハーブです。図鑑で相性がよいとしているのは次の4種です。

合わせるハーブ 仕上がりの方向
🌼カモミール りんごのような甘い香りが重なり、まるく穏やかな一杯に
💜ラベンダー 花の香りが加わる。ラベンダーは少量で十分効きます
🌿ペパーミント 清涼感が足される。すっきり飲みたいときに
🌺パッションフラワー 味の主張が弱いハーブなので、レモンバームの香りが前に出ます

はじめて試すなら、🍃レモンバーム2:もう1種1くらいの比率から。レモンバームを多めにするとまろやかにまとまります。夜のひとときに向くブレンドの組み立て方はリラックスタイムのハーブティーブレンドにまとめてあります。

育てて飲む、という選択肢

レモンバームは非常に丈夫で、ハーブ栽培の入門としてよく挙げられます。育てた葉をそのままティーにできるのも魅力です。

ひとつだけ注意があります。繁殖力が強いハーブなので、庭に地植えすると想定以上に広がることがあります。プランター栽培のほうが扱いやすく、ベランダでも十分に収穫できます。

よくある質問

Qレモンバームティーにはどんな成分が含まれていますか?

シトロネラールを中心とした精油成分(香り成分)と、ロスマリン酸をはじめとするポリフェノール類が含まれます。カフェインは含まれません。レモンのような甘い香りは、主に精油成分によるものです。

Qレモンバームティーに副作用はありますか?

注意点として広く知られているのは甲状腺に関することです。レモンバームは甲状腺機能に影響を与える可能性が指摘されているため、甲状腺の持病がある方・治療中の方は、飲む前に必ず医師にご相談ください。それ以外の方にとっては日常的に親しまれているハーブですが、妊娠中・授乳中の方、お薬を服用中の方は、事前に医師・薬剤師への確認をおすすめします。

Qレモンバームとレモングラスは何が違いますか?

別の植物です。レモンバームはシソ科(ミントの仲間)でヨーロッパ原産、丸みを帯びた葉。レモングラスはイネ科で東南アジア原産、細長いススキ状の葉です。香りの成分も異なり、レモンバームはシトロネラールで甘くまろやか、レモングラスはシトラールでシャープな印象になります。

Qレモンバームティーはどんな味ですか?

レモンのような爽やかな香りが立ち、口に含むとやさしい甘みが残ります。名前から想像されるほど酸っぱくはありません。渋みやクセはほとんどなく、すっきりとした飲み口です。

Q淹れ方のコツはありますか?

熱湯を使わないことです。90℃くらいのお湯を200ml、ティースプーン山盛り1杯の茶葉に注ぎ、ふたをして5分蒸らします。香りの成分が揮発しやすいため、沸騰したての湯を勢いよく注ぐと香りが飛びやすくなります。

Q毎日飲んでも大丈夫ですか?

カフェインを含まないため、日常的に飲まれているハーブティーです。本サイトでは1日2〜3杯を目安として紹介しています。ただし、いつもと違う感覚があるときは量を減らすか、その日は控えてください。持病のある方やお薬を服用中の方は、続ける前に医師・薬剤師にご相談ください。

Qカフェインは含まれていますか?

含まれていません。チャノキの葉ではなくレモンバームの葉から淹れるハーブティーのため、カフェインフリーです。

Qフレッシュとドライ、どちらがおすすめですか?

生の葉のほうが繊細で豊かな香りを楽しめます。ただしドライでも十分においしく、長期保存に向くので、常備するならドライが扱いやすいです。手に入るほうで構いません。

Q「メリッサ」と書かれているものは同じですか?

同じです。メリッサはレモンバームのヨーロッパでの呼び名で、学名 Melissa officinalis に由来します。ギリシャ語で「ミツバチ」を意味する言葉です。

まとめ|名前の由来と注意点を知ってから、一杯を選ぶ

レモンバームティーについて、確かに言えることを整理しました。

  • 正体:レモンの仲間ではなく、シソ科=ミントの仲間。学名 Melissa officinalis、別名メリッサ
  • 含まれるもの:シトロネラールなどの精油成分と、ロスマリン酸などのポリフェノール類。カフェインは含まない
  • 味わい:レモンのような香りとやさしい甘み。酸味は強くなく、渋みもほとんどない
  • 淹れ方:90℃・ティースプーン山盛り1杯・200ml・5分。熱湯は使わず、ふたをして蒸らす
  • 量の目安:公的な基準はない。1日2〜3杯を目安に、濃さも含めて無理のない範囲で
  • 確認したい方:甲状腺に関わる持病のある方は必ず医師へ。妊娠中・授乳中、服薬中の方も事前に確認を

次の一歩としては、レモングラスとの取り違えが気になるならレモンバームとレモングラスの違い、ブレンドを組みたいならリラックスタイムのハーブティーブレンドへ。ハーブそのものの基本情報は🍃レモンバームの図鑑ページにまとめてあります。

自分に合うハーブの傾向から選びたい方は体質診断を受けてみるところから、ほかのハーブも幅広く見比べたい方は122種のハーブ図鑑から始めてみてください。

あなただけのブレンドを記録しませんか?

Sharecipeaに登録すると、オリジナルレシピの保存・共有ができます

参考にした情報

  • 学名(Melissa officinalis)・分類・味わい、および淹れ方の目安(90℃/ティースプーン山盛り1杯/200ml/5分)と1日2〜3杯という杯数の目安/🍃レモンバームの図鑑ページ
  • 甲状腺機能に影響を与える可能性が指摘されているという注意、および甲状腺の薬を服用中の方への確認の呼びかけ/🍃レモンバームの図鑑ページの注意事項、レモンバームとレモングラスの違いの安全性に関する記載
  • 香り成分の違い(レモンバームはシトロネラールが中心、レモングラスはシトラールが中心)と、レモンバームの葉がロスマリン酸をはじめとするポリフェノール類を含むこと/レモンバームとレモングラスの違い
  • ヨーロッパで気持ちが張り詰めたときのお茶として用いられてきたこと、「メリッサ」「学者のハーブ」という呼び名/🍃レモンバームの図鑑ページ、レモンバームとレモングラスの違い

本文で触れた成分名と伝統的な使われ方は、上記のページに記載している範囲をそのまま引いたものです。特定の効能を示す臨床データとして挙げているものではありません。

なお、ハーブティーは食品であり医薬品ではありません。体調に不安がある場合、通院中・服薬中の場合は、医師・薬剤師にご相談ください。

🍵 このハーブのレシピを探す

🍃レモンバームのレシピ🌼カモミールのレシピ💜ラベンダーのレシピ
PR

このガイドのハーブを探せるショップ

気になったハーブは、通販で少量パックから試すのがおすすめです。

🍃 レモンバーム
楽天市場で探すAmazonで探す
🌼 カモミール
楽天市場で探すAmazonで探す
💜 ラベンダー
楽天市場で探すAmazonで探す

※ 上記は広告リンク(アフィリエイトリンク)です。価格・在庫・品質は各ショップの商品ページでご確認ください。

あなたに合うハーブは? 2分でわかる体質診断

8つの質問に答えるだけで、タイプ別のおすすめハーブとブレンドがわかります

→

このガイドのハーブを使ったレシピ

リラックスカモミールブレンド

by おおえび

ミントレモン

by おおえび

夜のやすらぎブレンド

by おおえび

頭脳明晰ブレンド

by はじじ

花園のやすらぎブレンド

by mogu

Sharecipea編集部

ハーブティー専門YouTubeチャンネル(登録者2.7万人・動画967本)の企画・撮影・編集・運用を6年間担当した経験をもとに、122種のハーブデータベースとオリジナルブレンドレシピを発信しています。

編集部について詳しく見る →

この記事で紹介したハーブ

🍃レモンバーム🌼カモミール💜ラベンダー🌿ペパーミント🌺パッションフラワー
🔍 自分に合うハーブを診断する🍵 ブレンドシミュレーターで試す

次に読むガイド

初心者向け

エルダーフラワーティーの淹れ方と楽しみ方|ヨーロッパの伝統

エルダーフラワーティーの味わい、淹れ方、おすすめのブレンドをご紹介します。マスカットのような甘い香りが特徴。

初心者向け

カモミールティーの淹れ方と楽しみ方|初心者向けガイド

カモミールティーの味わい、淹れ方、ブレンドレシピをご紹介します。甘いりんごの香りが特徴のハーブティー。

初心者向け

シナモンティーとは|含まれる成分・カシアとセイロンの違い・1日の目安

シナモンティーに何が含まれるのか(シンナムアルデヒド・クマリンなど)、カシアシナモンとセイロンシナモンは何が違うのか、伝統的な用いられ方、味わい、1日に飲む量の目安、飲む前に確認したいことを整理しました。

ハーブティーのブレンド方法・配合比率の基礎をまとめてチェック

ハーブティーブレンド完全ガイドを見る →
ブレンドガイド一覧に戻る

レモンバームについて調べると、ハーブそのものが人に何かをしてくれるかのような書き方をよく見かけます。ただ、ハーブティーは食品であり、医薬品ではありません。このページでも、医薬品のような効能をうたうことはしません。

先に結論を書いておきます。レモンバームは、名前に「レモン」とついていますがレモンの仲間ではありません。シソ科の植物、つまりミントの仲間です。レモンを思わせる香りをもつ精油成分を含んでいるために、そう呼ばれています。

そのうえで、事実として確かめられることだけを、次の4点に整理しました。

知りたいこと このページで扱う内容
何が入っているのか 🍃レモンバームの葉に含まれる成分(シトロネラール、ロスマリン酸など)
どう淹れるものか 湯温90℃・5分という目安と、熱湯を避ける理由
どのくらい飲むものか 1日の杯数と濃さの目安、多かったと思ったときの戻し方
誰が気をつけるべきか 飲む前に医師・薬剤師に確認したい方(甲状腺に関する注意を含みます)

名前の似た「🍋レモングラス」と取り違えて買ってしまう人が多いハーブでもあるので、その見分け方も途中で扱います。

🍃レモンバーム(学名 Melissa officinalis)は、ヨーロッパ原産のシソ科の多年草です。ティーに使うのは葉で、そこには次のような成分が含まれています。

成分グループ 主なもの どんなものか
精油(香り成分) シトロネラールなど レモンを思わせる甘くまろやかな香りのもとになる、揮発しやすい成分
ポリフェノール類 ロスマリン酸など シソ科の植物に広く含まれるグループ。レモンバームの葉にも含まれます
カフェイン 含まれない 時間帯を選ばずに飲める理由

香りの主役はシトロネラール

レモンバームの香りを特徴づけているのがシトロネラールという精油成分です。同じ「レモンの香り」でも、レモングラスの香りの中心にあるシトラールとは別の成分で、こちらのほうが甘くまろやかな印象になります。

この香り成分が揮発しやすいことは、淹れ方に直結します。後述しますが、レモンバームで熱湯を避けるのはこのためです。

カフェインを含まないこと

レモンバームティーは茶葉(チャノキ)ではなくハーブの葉から淹れるため、カフェインを含みません。緑茶や紅茶、コーヒーと違い、一日の合計量を気にせずに選べます。カフェインを避けたい方の飲みもの選び全般は、カフェインフリーのお茶完全ガイドで他のハーブとあわせて紹介しています。

「メリッサ」というもうひとつの名前

ヨーロッパでは、レモンバームは「メリッサ」の名でも親しまれてきました。ギリシャ語で「ミツバチ」を意味する言葉です。ハーブティーの商品名や成分表示が「メリッサ」になっていることもありますが、指しているものは同じ Melissa officinalis です。

レモンバームを検索する人が最もつまずくのが、レモングラスとの取り違えです。名前も香りの方向も近いのですが、植物としてはまったくの別物です。

🍃レモンバーム 🍋レモングラス
科名 シソ科(Melissa officinalis) イネ科(Cymbopogon citratus)
原産 ヨーロッパ 東南アジア
香りの成分 シトロネラールが中心。甘くまろやか シトラールが中心。シャープ
葉のかたち 丸みを帯びた、ミントに似た葉 細長いススキ状の葉
乾燥茶葉の見た目 細かい砕葉状 細い棒状

手元の茶葉がどちらか分からなくなったときは、細かく砕けた葉ならレモンバーム、細い棒状ならレモングラスと見分けられます。両者の味・淹れ方・ブレンドでの役割まで並べた比較はレモンバームとレモングラスの違いに、レモンバーベナも含めた3種の選び分けはレモン系ハーブティーの違いにまとめてあります。

レモンバームティーの味は、レモンのような爽やかな香りが立ち、口に含むとやさしい甘みが残るのが基本線です。酸っぱいわけではありません。香りがレモンなので酸味を想像して飲むと、その穏やかさに拍子抜けする人もいます。渋みやクセはほとんどなく、ハーブティーを飲み慣れていない方でも入りやすい味です。

味が薄い、香りが弱いと感じたときに動かせるのは3か所です。

  • 湯温 — 熱すぎると香りが飛びます。沸騰したての湯ではなく、少し落ち着かせてから注いでください
  • 蒸らし時間 — 5分を基準に、香りを強めたいときは7分まで
  • 茶葉の量 — ティースプーン山盛り1杯が目安。増やすより、まず湯温と蒸らしを見直すほうが効きめがあります

はちみつとの相性がよいハーブでもあります。少量加えると穏やかな甘みが足され、香りの輪郭はそのまま残ります。

レモンバームで押さえるべきは、熱湯を注がないという一点です。香りの主役であるシトロネラールは揮発しやすく、100℃の湯を勢いよく注ぐと、いちばん飲みたかった香りが湯気と一緒に逃げてしまいます。

項目 目安
湯温 90℃(沸騰後、少し置いてから)
茶葉 ティースプーン山盛り1杯
お湯の量 200ml
蒸らし時間 5分

蒸らしている間は、カップやポットにふたをするとさらに香りが残ります。細かいことのようですが、揮発しやすい成分が主役のハーブでは、この一手間の差が大きく出ます。

フレッシュとドライ

生の葉が手に入るなら、乾燥葉よりも繊細で豊かな香りが楽しめます。一方、ドライは長期保存に向くので、常備するならこちら。どちらが正解ということはなく、手に入るほうで構いません。アイスティーにしても爽やかに飲めます。

レモンバームが何のための飲みものかは、置かれてきた場所を見るのが早道です。ヨーロッパの伝統的なハーブの使い方のなかで、レモンバームは気持ちが張り詰めたときのお茶として広く用いられてきました。気ぜわしい一日のひと休みに、古くから人の手元に置かれてきたハーブです。

もうひとつ、ヨーロッパでは「学者のハーブ」という呼ばれ方もしてきました。机に向かう時間のかたわらに置かれてきた、という歴史の名残です。

こうした背景を踏まえると、「レモンバームティーは何のために飲むのか」という問いへの、いちばん正直な答えが見えてきます。ひと息つく場面に選ばれてきた飲みもの、というのが伝統的な立ち位置です。ハーブが人に何かをしてくれるから飲む、という関係ではありません。