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安眠・リラックス / ブレンドガイド

安眠・リラックスにおすすめのハーブティーブレンド5選

寝る前のハーブティーは何を選ぶ?香り重視ならラベンダー、飲みやすさならカモミール。夜に選ばれる6種の選び分け早見表、カフェインフリーのブレンド5選、就寝30分〜1時間前という飲む時間の目安、医薬品との併用の注意までまとめました。

16 min read
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  3. 安眠・リラックスにおすすめのハーブティーブレンド5選
Sharecipea編集部・2026年2月27日・更新: 2026年9月13日
この記事の内容
  1. 01結論:香りで選ぶならラベンダー、飲みやすさで選ぶならカモミール
  2. 02眠りにつく前の時間を、自分のための時間に
  3. 03ハーブティーと睡眠・リラックスタイムの関係
  4. 04睡眠薬など医薬品との併用:自己判断で組み合わせない
  5. 05香り・味わい別の選び方:5つのブレンドを比べる
  6. 06おすすめハーブティーブレンドレシピ5選
  7. 07ハーブ選びのポイント:質の高いハーブティーを選ぶために
  8. 08よくある質問
  9. 09まとめ|今夜の一杯を、明日のための区切りに

この記事の内容

  1. 01結論:香りで選ぶならラベンダー、飲みやすさで選ぶならカモミール
  2. 02眠りにつく前の時間を、自分のための時間に
  3. 03ハーブティーと睡眠・リラックスタイムの関係
  4. 04睡眠薬など医薬品との併用:自己判断で組み合わせない
  5. 05香り・味わい別の選び方:5つのブレンドを比べる
  6. 06おすすめハーブティーブレンドレシピ5選
  7. 07ハーブ選びのポイント:質の高いハーブティーを選ぶために
  8. 08よくある質問
  9. 09まとめ|今夜の一杯を、明日のための区切りに

結論:香りで選ぶならラベンダー、飲みやすさで選ぶならカモミール

眠りにつく前の時間を、自分のための時間に

ハーブティーと睡眠・リラックスタイムの関係

睡眠薬など医薬品との併用:自己判断で組み合わせない

香り・味わい別の選び方:5つのブレンドを比べる

おすすめハーブティーブレンドレシピ5選

1

熟睡サポートブレンド「ムーンナイト」

寝る30分~1時間前のリラックスタイムに。

材料

  • カモミール3g
  • バレリアン2g
  • ラベンダー2g
  • レモンバーム1g

抽出条件

🌡80°C⏱5分

優しいカモミールの香りに、ラベンダーの華やかさが加わり、バレリアンの深みが全体を引き締めます。香りをゆっくり感じながら飲むのがおすすめです。

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2

香りでくつろぐブレンド「穏やかな夜」

一日の終わりのひとときまたは就寝前のルーティンに組み込むのに向いています。

材料

  • ラベンダー3g
  • レモンバーム2.5g
  • リンデン2g
  • カモミール1.5g

抽出条件

🌡85°C⏱4分

ラベンダーの香りが心地よく、レモンバームの爽やかさが全体をまとめます。リンデンの自然な甘さが飲みやすさを引き出します。

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3

ハーバルな深みのブレンド「夜明けまで」

就寝の1時間ほど前にゆっくり時間をとれる夜に。

材料

  • バレリアン2.5g
  • パッションフラワー2.5g
  • ラベンダー2g
  • カモミール2g

抽出条件

🌡75°C⏱6分

バレリアンとパッションフラワーのハーバルな奥深さが主役。ラベンダーとカモミールが調和して、複雑でありながらもバランスの取れた風味になります。5つの中では最もクセが強い配合です。

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4

やさしい甘さのブレンド「雲の上」

就寝前はもちろんバレリアンを含まないので日中のティータイムにも。

材料

  • レモンバーム3g
  • カモミール2.5g
  • ラベンダー1.5g
  • リンデン1.5g

抽出条件

🌡80°C⏱4分

レモンバームの清々しい香りがベースで、カモミールの温かみが加わります。リンデンが全体をまとめて、飲みやすく親しみやすい仕上がりです。5つの中で最もクセがなく、はじめての一杯に向いています。

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5

香りのリラックスブレンド「星月夜」

就寝前の読書時間やストレッチの後などゆったりとした時間を過ごす際に。

材料

  • ラベンダー2.5g
  • パッションフラワー2g
  • レモンバーム2g
  • リンデン1.5g

抽出条件

🌡82°C⏱5分

ラベンダーの華やかさが前面に出ながら、パッションフラワーの深みがゆっくりと感じられます。香り立ちがよく、湯気ごと楽しみたい一杯です。

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ハーブ選びのポイント:質の高いハーブティーを選ぶために

同じレシピでも、使うハーブの質で香りの立ち方は大きく変わります。

オーガニック認証を確認する: 農薬を使用していないオーガニックハーブを選ぶと、毎晩の習慣にしても安心感があります。

香りと色で選ぶ: 開封時の香りが強く、色鮮やかなハーブは新鮮な傾向にあります。🌼カモミール、💜ラベンダー、🌾バレリアンは特に香りが品質の目安になります。

少量から試す: 同じハーブでも産地によって味わいが異なります。まずは小容量を買い、好みに合うか確かめてから買い足すのが失敗しにくい方法です。

保存方法: 香りを長く保つために、密閉容器に入れて冷暗所に保管してください。湿度が高い場所やコンロのそばは避けましょう。

よくある質問

Q寝る前に飲むなら、どのハーブティーがおすすめですか?

好みで選んで構いません。香りをゆっくり楽しみたいなら[ラベンダー](/herbs/lavender)、飲みやすさを優先するなら[カモミール](/herbs/chamomile)、やさしい甘さが欲しいなら[リンデン](/herbs/linden)が目安です。はじめての一杯なら、クセの強いハーブを含まないレシピ4「雲の上」から試すと失敗しにくくなります。どれも茶葉を使わないカフェインフリーです。

Q寝る前のどのくらい前に飲むのがおすすめですか?

目安として就寝の30分~1時間前がおすすめです。温かい一杯を飲みながらゆっくり過ごす時間そのものが、気持ちを切り替えるスイッチになります。就寝直前に飲むとトイレが近くなり、夜中に目が覚める回数が増えることもあるため、少し早めに設定しておくと安心です。夕食後から入浴前に飲んでおくスタイルでも構いません。

Q睡眠薬を飲んでいますが、カモミールティーを一緒に飲んでも大丈夫ですか?

自己判断で組み合わせず、飲み始める前に医師または薬剤師に相談してください。ハーブは食品ですが、成分によっては医薬品の働きに影響しうることが知られており、組み合わせの可否は薬の種類や量、体質によって変わります。お薬手帳を見せて「このハーブティーを飲みたい」と伝えるのが確実です。くわしくは本文の「睡眠薬など医薬品との併用」をご覧ください。

Q1回にどのくらいの量を飲めばいいですか?

マグカップ1杯(150~200ml程度)が目安です。たくさん飲むほど良いというものではなく、飲み過ぎると夜中にトイレで目が覚める原因になります。無理なく飲み切れる量にとどめてください。

Qバレリアンは入れたほうがいいですか?味が気になります。

好みが分かれるので、無理に入れる必要はありません。[バレリアン](/herbs/valerian)は土や湿った木のような独特の香りがあり、初めての方は驚くことがあります。まずはバレリアンを含まないレシピ4「雲の上」から始めて、物足りなければ少量(1杯あたり0.5g程度)から足していくのがおすすめです。なお、医薬品を服用中の方は、バレリアンを取り入れる前に医師・薬剤師に相談してください。

Q毎晩続けても大丈夫ですか?どのくらいで変化を感じますか?

感じ方には個人差が大きく、期間を約束できるものではありません。毎晩同じ時間に飲むなど、心地よい習慣として続けること自体が、夜の時間の区切りになります。合わないと感じたときや体調に変化があったときは、続けずに中止して専門家にご相談ください。

Q市販の睡眠サポート茶と手作りブレンドは何が違いますか?

大きな違いは配合を自分で調整できる点です。市販のティーバッグは手軽ですが、この記事のように自分でハーブを組み合わせると、その日の気分や香りの好みに合わせて配合を変えられます。原料の産地や鮮度も自分の目で選べるため、香りを大切にしたい方には手作りブレンドが向いています。

Q複数のハーブを混ぜても問題ありませんか?

食品同士なので、基本的には自由に組み合わせて楽しめます。この記事の5つのブレンドも、香りと味わいのバランスを考えて複数のハーブを配合したものです。ただし種類を増やすほど香りの輪郭はぼやけやすいので、3〜4種類までにまとめると味がまとまります。医薬品を服用中の場合は、新しいブレンドを試す前に医師・薬剤師に相談してください。

Q妊娠中でもハーブティーを飲めますか?

妊娠中および授乳中は、飲む前に必ず医師や助産師に相談してください。一部のハーブ(特にバレリアンやパッションフラワー)は、妊娠中の安全性が確立されていません。専門家の指導のもとで、確認が取れたハーブのみを利用してください。

Q朝や昼間に飲んでも大丈夫ですか?

可能ですが、この記事の配合は就寝前を想定しています。バレリアンやパッションフラワーを多く含むブレンドは日中に眠気を感じることがあるため、就寝時間に合わせて飲むのがおすすめです。昼間に飲みたい場合は、[レモンバーム](/herbs/lemon-balm)と[カモミール](/herbs/chamomile)を中心としたレシピ4のような軽いブレンドが適しています。

まとめ|今夜の一杯を、明日のための区切りに

寝る前のハーブティーは、劇的な何かを起こすためのものではありません。湯を沸かし、香りを選び、数分待つ。その手間ごと楽しむ時間が、一日の終わりに区切りをつけてくれます。

まずは今夜、レシピ4「雲の上」のようなクセの少ない一杯から始めてみてください。慣れてきたら香りや配合を動かして、自分の好みの位置を探っていくのが、この習慣のいちばん面白いところです。

ハーブの一つひとつをもっと知りたい方はハーブ図鑑を、自分に合うハーブから探したい方は体質診断をどうぞ。なお、眠れない状態が続くときや体調に変化があるときは、ハーブティーで対処しようとせず、医療機関にご相談ください。

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このガイドのハーブを使ったレシピ

リラックスカモミールブレンド

by おおえび

ミントレモン

by おおえび

夜のやすらぎブレンド

by おおえび

花園のやすらぎブレンド

by mogu

おやすみカモミールティー

by Sharecipea公式

Sharecipea編集部

ハーブティー専門YouTubeチャンネル(登録者2.7万人・動画967本)の企画・撮影・編集・運用を6年間担当した経験をもとに、122種のハーブデータベースとオリジナルブレンドレシピを発信しています。

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この記事で紹介したハーブ

🌼カモミール💜ラベンダー🍃レモンバーム🌺パッションフラワー🌾バレリアン🌳リンデン
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安眠・リラックス

カフェインフリーで楽しむ夜のハーブティー習慣

ハーブティーは基本的にカフェインを含みませんが、茶葉やマテが混ざると話は別です。カフェインの有無を原材料表示で見分ける方法、「ノンカフェイン」と「カフェインレス」の違い、寝る前に選ばれているハーブ、水分量とトイレの関係、夜のブレンドレシピ5つをまとめました。

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先に結論からお伝えします。寝る前に選ばれるハーブは種類が多く見えますが、実際の選び分けは香りを楽しみたいのか、飲みやすさを取るのか、ハーバルな風味が欲しいのかという好みの方向でほぼ決まります。右端の「味わい・香りの目安」を眺めて、いちばんピンとくる行のハーブが最初の一杯の候補になります。

選ぶときの気持ち 向いているハーブ 味わい・香りの目安
香りをゆっくり楽しみたい 💜ラベンダー 華やかなフローラル。香り立ちがよい
飲みやすさ優先、はじめての一杯 🌼カモミール やさしい花の香りと温かみ。クセが少ない
やさしい甘さが欲しい 🌳リンデン ほのかな自然の甘さ。全体をまろやかにまとめる
爽やかさが欲しい、日中も飲みたい 🍃レモンバーム 清々しく爽やかな香り
ハーバルな奥行きが欲しい 🌺パッションフラワー 落ち着いた深みのある風味
濃いめの風味で夜を締めくくりたい 🌾バレリアン 土のような独特の香り。好みがはっきり分かれる

迷ったらカモミールとレモンバーム中心の配合から。 後述のレシピ4「雲の上」がこれにあたり、クセの強いハーブを含まない、いちばん飲みやすい組み合わせです。ここを基準に、香りが欲しければラベンダーを、風味の厚みが欲しければバレリアンを足していくと、自分の好みの位置が見つかります。カモミールとラベンダーのどちらにするかで迷ったら、カモミールとラベンダーの違い|安眠ハーブティー対決で香りと味わいを並べて比べられます。

飲む時間と量も先に決めておきます。**就寝の30分〜1時間前に、マグカップ1杯(150〜200ml程度)**をゆっくり飲むのが基本の目安です。

  • 就寝30分〜1時間前に飲む:温かい一杯を飲みながら過ごす時間そのものが、照明を落として気持ちを切り替えるスイッチになります。
  • 就寝直前は避ける:飲んですぐ横になるとトイレが近くなり、夜中に目が覚める回数が増えることがあります。
  • 量は1杯まで:たくさん飲むほど良いというものではありません。無理なく飲み切れる量にとどめます。
  • 飲みにくい夜は前倒しでも:夕食後から入浴前(就寝の2時間ほど前)に飲んでおくのも一案です。
  • カフェインの心配はいりません:この記事で紹介するハーブはいずれも茶葉を使わないカフェインフリーです。

朝・昼も含めた時間帯ごとの飲み分けはハーブティーを飲むベストタイミングで、夜専用のノンカフェイン習慣はカフェインフリーで楽しむ夜のハーブティー習慣でくわしく解説しています。

なお、ハーブティーは食品であり、医薬品ではありません。すでに睡眠薬などの医薬品を飲んでいる方と、眠れない状態が続いている方は、後述の「睡眠薬など医薬品との併用」の章を先にお読みください。

布団に入ってから1時間経っても眠りに落ちない。やっと寝た気がしたら夜中に目が覚める──そんな夜が続くと、ベッドに入ること自体が気重になってしまいます。

ハーブティーは薬ではありませんが、「この一杯を飲んだら寝る」という合図を自分で用意しておくと、夜の時間の輪郭がはっきりします。香りを選び、湯を沸かし、5分待つ。その一連の動作ごと、就寝前のルーティンとして楽しむのがおすすめです。

この記事で分かること:

  • 好みからどのハーブを選ぶかの早見表(香り/飲みやすさ/風味の厚み)
  • 寝る前に飲むタイミングと1回量の目安
  • 香り・味わいで選べるブレンドレシピ5つと、その選び分け方
  • 医薬品を飲んでいる場合の確認のしかたと、受診を考える目安

夜のハーブティーに使われるハーブは、含まれる成分に着目した研究が進められています。

例えば、🌼カモミールにはアピゲニン(apigenin)というフラボノイドが含まれ、リラックスとの関わりが研究の対象になっています。同様に、💜ラベンダーに含まれるリナロール(linalool)も、香りの成分として広く研究されてきました。

🌾バレリアンに含まれるバレレン酸(valerenic acid)も、睡眠に関わる成分として研究が重ねられている一つです。ハーブごとの違いをもう少し細かく比べたい方は、バレリアン・カモミール・パッションフラワーの比較もあわせてご覧ください。

いずれのハーブも古くから就寝前のひとときに親しまれてきました。効き目の強さを期待するものではなく、香りとあたたかさを楽しむ夜の習慣として取り入れるのが、いちばん無理のない付き合い方です。感じ方には個人差があります。

「カモミールのお茶は睡眠薬と一緒に飲んでもいいの?」——これは検索でもよく尋ねられている疑問です。結論から言えば、医薬品を服用中の方は自己判断で組み合わせず、飲み始める前に医師・薬剤師に相談してください。

ハーブは食品ですが、成分によっては医薬品の働きに影響しうることが知られており、組み合わせてよいかどうかは薬の種類・量・体質によって変わります。この記事を含め、ウェブ上の一般論だけで「大丈夫」「危険」と判断することはできません。個別に判断できるのは、あなたの服薬内容を把握している医師・薬剤師だけです。

相談するときに伝えるとスムーズなこと

  • 服用中の薬の名前と量(お薬手帳をそのまま見せるのが確実です)
  • 飲もうとしているハーブの名前。ブレンドの場合は入っているもの全種類
  • 飲む予定の時間帯と頻度(例:就寝1時間前にマグカップ1杯、毎晩)
  • ハーブのサプリメントを別に摂っているかどうか

薬局のカウンターでも短時間で確認してもらえます。「ハーブティーを飲みたいのですが、この薬と一緒でも問題ないか教えてください」と伝えれば十分です。

特に事前の相談をおすすめしたいケース

  • 睡眠薬・精神神経系の薬など、眠気に関わる薬を使っている
  • 血液をサラサラにする薬を使っている
  • 手術の予定がある(術前に中止を指示されることがあります)
  • 妊娠中・授乳中、または通院中である
  • お子さんや高齢の方が飲む

ハーブ側で知っておきたいこと

  • 🌼カモミールはキク科の植物です。キク科にアレルギーのある方は避けてください。
  • 🌾バレリアン・🌺パッションフラワーは、飲み合わせについて注意が呼びかけられることの多いハーブです。医薬品を飲んでいる方は特に、事前に確認してください。
  • 「食品だから安心」とは限りません。ハーブ由来のサプリメントとハーブティーを重ねて摂ることも避けましょう。

飲んでみて体調に変化を感じたら、すぐに飲むのをやめて医師・薬剤師に相談してください。

ハーブティーは食品です:受診を考える目安

次のような状態があるときは、お茶で対処しようとせず、早めに医療機関にご相談ください。

  • 寝つけない、途中で目が覚めるという状態が続いている
  • 日中の強い眠気やだるさで、仕事・家事・運転に支障が出ている
  • 気分の落ち込みが続いている
  • いびきや睡眠中の呼吸の乱れを家族に指摘された

眠りの悩みは背景がさまざまで、生活の工夫だけでは扱えないものもあります。まず受診し、そのうえで夜のリラックスの習慣としてハーブティーを取り入れるかどうかを考えるのが、無理のない順番です。

結論で示した好みの方向を、この記事の5つのブレンドに当てはめると下の表になります。ブレンド同士の分かれ道になるのは、①香りの系統 ②クセの強さ ③バレリアンを入れるかどうかの3つです。

ブレンド 香り・味わい クセの強さ 🌾バレリアン こんな夜に
レシピ1「ムーンナイト」 やさしい花の香り+ハーバルな深み 中 あり しっかりした風味で夜を締めくくりたい
レシピ2「穏やかな夜」 華やかなフローラル+爽やかさ 弱 なし 香りをゆっくり楽しみたい
レシピ3「夜明けまで」 ハーバルで奥行きのある味わい 強 あり 濃いめの風味が好き、就寝1時間前に
レシピ4「雲の上」 やさしい甘さとまろやかさ 最も弱い なし はじめての一杯、毎日続けたい
レシピ5「星月夜」 香り立ちのよいフローラル 弱〜中 なし 読書やストレッチのお供に

迷ったらレシピ4「雲の上」から。 「もっと香りが欲しい」ならレシピ2や5へ、「もっと風味に厚みが欲しい」ならレシピ1や3へ動かしていくと、好みの位置が絞れます。

日中も飲みたい方はレシピ4を。 バレリアンとパッションフラワーを含むレシピ1・3・5は、就寝前を想定した配合です。日中に飲むなら🍃レモンバームと🌼カモミール中心の軽い組み合わせが向いています。

5つともカフェインフリーです。 茶葉(緑茶・紅茶・マテ茶など)を使っていないため、夜に飲んでもカフェインで目が冴える心配がありません。

香りの好みがまだ分からないという方は、今の気分やライフスタイルから選ぶ体質診断で、相性のよいハーブの見当をつけてから戻ってくるのもおすすめです。

エビデンスメモ

カモミールに含まれるフラボノイド「アピゲニン」が脳内のベンゾジアゼピン受容体に結合し、軽度の鎮静・抗不安作用をもたらすことが報告されている。この作用メカニズムにより、就寝前のカモミールティーが睡眠の質向上に寄与する可能性が示唆されている。ただし、医薬品レベルの効果を期待するものではなく、リラクゼーション習慣の一環として位置づけられる。

Molecular Medicine Reports (2010)研究ノートを見る →

バレリアン(Valeriana officinalis)根に含まれるバレレン酸がGABA-A受容体のβ3サブユニットに作用し、GABA放出の促進および再取り込み阻害を介して鎮静作用を発揮する可能性が示唆されている。電気生理学的実験において、バレレン酸はベンゾジアゼピン結合部位とは異なるアロステリック部位を介してGABA作動性抑制を増強することが観察された。この作用機序は、バレリアンが依存性のリスクが低い天然の睡眠補助として注目される根拠の一つとされている。

Neuropharmacology (2020)研究ノートを見る →

ラベンダー精油の主要成分であるリナロールが嗅覚経路を介して中枢神経系に作用し、抗不安効果をもたらすメカニズムが動物実験で明らかにされている。リナロールの吸入がGABA受容体系を介して不安様行動を軽減することが報告されており、アロマテラピーにおけるラベンダーの伝統的利用を支持する科学的基盤となっている。ヒトにおいても唾液中コルチゾール濃度の低下が観察された研究があり、ストレス軽減効果の可能性が示唆されている。

Phytomedicine (2018)研究ノートを見る →

レモンバーム(メリッサ)に含まれるロスマリン酸の鎮静作用について、健常成人を対象とした二重盲検試験が実施された。レモンバーム抽出物600mgを単回投与した群では、プラセボ群と比較して自覚的な落ち着きの改善と不安感の軽減が認められたと報告されている。ロスマリン酸がGABAトランスアミナーゼを阻害することでGABA濃度を上昇させ、鎮静効果を発揮する可能性が示唆されている。日常的なストレス管理への応用が期待されるが、用量依存性や長期摂取の影響については今後の研究が待たれている。

Psychosomatic Medicine (2014)研究ノートを見る →

※ 上記は一般的な研究知見の紹介であり、医療上の効能を保証するものではありません。