初心者向け / ブレンドガイド
ハニーブッシュティーとは、南アフリカ原産のカフェインを含まないハーブティーです。蜂蜜のような甘い香りと渋みの少ない飲み口、95℃5分の淹れ方、ルイボスとの違い、選び方と気をつけたいことまでまとめました。
ハニーブッシュを調べていると、必ず🍂ルイボスと並べて語られます。同じ南アフリカ原産のマメ科ではあるものの属も種も別の植物で、飲んだときにいちばんはっきり違うのは渋みの出方と香りの方向です。ハニーブッシュを飲んでから、ルイボスを「思ったより紅茶に近い」と感じる人は少なくありません。
学名・成分・産地の違いから、目的別にどちらを選ぶか、1:1でブレンドしたときにどうなるかまではハニーブッシュとルイボスの違いに一本化してあります。どちらを買うか迷っている段階なら、この記事で「ハニーブッシュとはどんなお茶か」をつかんだうえで、そちらに進むのが早いはずです。
ハニーブッシュは、ハーブティーの専門店、輸入食品を扱う店、オンラインショップなどで扱われています。ただし自生地が限られるぶん流通量が多くないため、🍂ルイボスほどどこにでもあるわけではありません。単体の茶葉としてより、ブレンドティーの原材料のひとつとして見かけることもあります。
店舗ごとの在庫や価格は時期で変わるので、ここではどこで買うにしても共通で見ておきたい点だけを挙げます。
購入チャネルごとの向き不向きはハーブティーはどこで買う?購入チャネル完全ガイドで整理しています。買ったあとの管理はハーブティーの保存方法完全ガイドへ。
はじめは少量から:どんなハーブでも同じですが、最初の一杯は薄めに淹れて、体の反応を確かめてください。
マメ科の植物にアレルギーがある方:ハニーブッシュはマメ科です。心配な場合は、飲む前に医師にご相談ください。
妊娠中・授乳中の方、服薬中の方、小さなお子さん:カフェインを含まないという点だけで判断せず、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。妊娠中のハーブティー全般の考え方は妊婦さんが安心して飲めるハーブティーガイドにまとめてあります。
飲む量:決まった上限はありませんが、1日2〜3杯を目安に、間隔を空けて楽しむのが無理のない範囲です。
甘さを足すとき:ハニーブッシュ自体に糖分はありませんが、はちみつや砂糖を加えればその分は入ります。
保存:密閉容器に入れ、光の当たらない乾いた場所へ。開封後は1〜2ヶ月以内を目安に飲みきるのがおすすめです。
南アフリカの東ケープ州を中心とした限られた地域に自生するマメ科の植物(Cyclopia intermedia)の葉と茎を乾かして淹れる、カフェインを含まないハーブティーです。蜂蜜のような甘い香りが名前の由来になっています。
蜂蜜のように甘い香りが立ち、味は渋みがほとんどなくまろやかです。ハーブティー特有のクセや青っぽさが少ないため、ハーブティーに慣れていない方でも飲みやすい部類に入ります。ただし甘いのは主に香りで、砂糖のような甘さではありません。
含まれません。カフェインフリーのお茶なので、時間帯を気にせず飲めます。ただしカフェインを含まないことと、どなたでも制限なく飲めることは別です。妊娠中・授乳中の方や服薬中の方は医師にご相談ください。
どちらも南アフリカ原産のマメ科ですが、属も種も別の植物です。飲み比べていちばん分かるのは渋みの出方と香りの方向の違いです。学名・成分・産地まで踏み込んだ比較は「ハニーブッシュとルイボスの違い」の記事にまとめています。
入っていません。甘さの正体は植物そのものの香りです。そのため、砂糖を加えなくても甘い印象の一杯になります。もちろん、はちみつなどを足せばその分の糖分は加わります。
95℃のお湯200mlに対してティースプーン1杯(約2〜3g)、蒸らし5分が基本です。長めに蒸らしても渋くなりにくいので、濃く飲みたいときは蒸らし時間を延ばしてください。水出しなら冷水で6〜8時間が目安です。
ハーブティーは食品であり、医薬品ではありません。この記事では効能・効果を断定せず、成分や歴史など事実として言えることだけを本文の「『効能』で検索した人へ」にまとめています。体調について気になる点がある場合は医師にご相談ください。
ハニーブッシュティーとは、南アフリカ生まれの、蜂蜜のような甘い香りを持つカフェインフリーのハーブティーです。
まずは基本どおり一杯淹れて、香りを確かめてみてください。気に入ったら、🍂ルイボスと1:1のブレンドへ。どちらを買うか決めかねている方はハニーブッシュとルイボスの違いへ、自分に合うハーブの傾向から選びたい方は体質診断を受けてみるところから始めてみてください。ほかのハーブも見比べたい場合は122種のハーブ図鑑が入り口になります。
なお、ハーブティーは食品であり医薬品ではありません。体調について気になることがある場合や、お薬を服用中・妊娠中・授乳中の場合は、医師・薬剤師にご相談ください。
あなただけのブレンドを記録しませんか?
Sharecipeaに登録すると、オリジナルレシピの保存・共有ができます
🍵 このハーブのレシピを探す
ハーブティー専門YouTubeチャンネル(登録者2.7万人・動画967本)の企画・撮影・編集・運用を6年間担当した経験をもとに、122種のハーブデータベースとオリジナルブレンドレシピを発信しています。
編集部について詳しく見る →初心者向け
エルダーフラワーティーの味わい、淹れ方、おすすめのブレンドをご紹介します。マスカットのような甘い香りが特徴。
初心者向け
カモミールティーの味わい、淹れ方、ブレンドレシピをご紹介します。甘いりんごの香りが特徴のハーブティー。
初心者向け
ジャスミン茶の入れ方を温度と蒸らし時間から解説。花のみのハーブティーは75〜80℃で4〜5分、緑茶ベースの茉莉花茶は80〜85℃で2〜3分が目安。蓋碗での中国式の淹れ方、花茶の飲み方、水出し、カフェインの有無まで。
ハーブティーのブレンド方法・配合比率の基礎をまとめてチェック
ハーブティーブレンド完全ガイドを見る →「ハニーブッシュティーとは何か」に、まず結論からお答えします。南アフリカに自生するマメ科の植物からつくられる、カフェインを含まないハーブティーです。
名前は「honey(蜂蜜)」+「bush(茂み)」。その名のとおり、淹れると蜂蜜を思わせる甘い香りが立ちます。ただし、甘いのはあくまで香りで、砂糖が入っているわけではありません。この「香りは甘いのに、飲み口はすっきりしている」というギャップが、ハニーブッシュのいちばん分かりやすい個性です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 植物名 | Cyclopia intermedia(マメ科) |
| 産地 | 南アフリカ・東ケープ州を中心とした限られた地域 |
| 香り | 蜂蜜のような自然な甘い香り |
| 味わい | 渋みがほとんどなく、まろやかな甘み |
| カフェイン | 含まない |
| 淹れ方の基本 | 95℃/5分/ティースプーン1杯(約2〜3g)/200ml |
| 近い存在 | 🍂ルイボス(同じ南アフリカ原産のマメ科) |
以下では、どんな植物なのか、実際どんな味なのか、どう淹れるのか、そして買うとき・飲むときに気をつけたいことを順に見ていきます。ハーブそのもののデータは🍯ハニーブッシュの図鑑ページにもまとめてあります。
「ハニーブッシュティーはどんな味か」は、このお茶で最もよく調べられている点です。実際の飲み口を、要素ごとに分けて説明します。
香り:蜂蜜のように甘く、花を思わせる柔らかい芳香です。カップに湯を注いだ瞬間に立ち上がるので、香りから楽しめるタイプのお茶です。
色:ルイボスと同じく赤みのある琥珀色。蒸らす時間が長くなるほど、色は濃くなっていきます。
口当たり:とろりとした重さはなく、軽やかです。舌への刺激がほとんどありません。
味:自然な甘みが広がり、渋みはほぼ感じられません。ハーブティー特有のクセや青っぽさが少ないため、ハーブティーに慣れていない人でも構えずに飲めます。
余韻:穏やかな甘さが長めに残ります。砂糖を足さなくても、飲み終わりに満足感があるタイプです。
ひとつだけ先に伝えておくと、「甘い」と聞いてジュースのような甘さを想像すると、印象が違います。糖分による甘さではないので、「甘い香りがするお茶」と考えると近いはずです。
香りが立つぶん、香りの強い飲み物が得意でない人は、はじめは茶葉を少なめにして淹れると飲みやすくなります。ほかのハーブと味わいを比べたい場合は、ハーブティー 味わい比較マップもあわせてご覧ください。
ハニーブッシュを調べていると「効能」という言葉によく行き当たります。ここは正直にお伝えします。**ハーブティーは食品であり、医薬品ではありません。**このサイトでは、ハニーブッシュに医薬品のような効能があるかのような書き方はしません。代わりに、事実として言えることだけを並べます。
実際にハニーブッシュを選んでいる人の理由も、この延長線上にあります。甘いものが欲しいときの一杯にちょうどいい、渋みがないので家族で同じものを飲める。飲み物としての使い勝手が、選ばれ方の中心です。
体調について気になることがある場合や、お薬を服用中の場合は、ハーブティーで判断せず、医師・薬剤師にご相談ください。
ハニーブッシュはカフェインフリーです。緑茶・紅茶・コーヒーのように、時間帯を気にする必要はありません。
夜のお茶として選ばれやすいのも、この点が大きいところです。甘い香りがあるぶん、食後や就寝前に「何か飲みたい」と感じたときの置き換えとして使いやすい一杯になります。
ノンカフェインのハーブティーをほかにも知りたい場合はノンカフェインハーブティー完全ガイドを、夜の飲み方を具体的に組み立てたい場合はカフェインフリーで楽しむ夜のハーブティー習慣をご覧ください。
なお、カフェインを含まないことと、誰でも制限なく飲めることは別の話です。妊娠中・授乳中の方、小さなお子さん、服薬中の方については、後述の「気をつけたいこと」をご確認ください。
ハニーブッシュは、淹れ方に神経質にならなくてよいお茶です。長めに蒸らしても渋くなりにくいため、時間を計り損ねても失敗しにくいのが利点です。
カップをあらかじめ温めておくと、香りの立ち方が変わります。蒸らしのあいだは蓋をして、甘い香りを逃がさないようにしてください。
温度と蒸らし時間の考え方そのものはハーブティーの温度と蒸らし時間ガイドにまとめてあります。
冷水に茶葉を入れ、冷蔵庫で6〜8時間置きます。ホットより甘さの出方が柔らかく、するすると飲めるアイスティーになります。夏場は前夜に仕込んでおくと、翌日そのまま飲めて便利です。手順の詳細はハーブティーの水出し完全ガイドをご覧ください。
ハニーブッシュは甘い香りが軸なので、ブレンドの相手を選びません。
ルイボスの淹れ方を詰めたい場合はルイボスティーの淹れ方と楽しみ方もあわせてどうぞ。