甘くエキゾチックなスパイスの代表格。インドネシアのモルッカ諸島が原産で、ひとつまみでティーに深みと温かみを加えてくれます。チャイには欠かせない存在です。この記事では、クローブの特徴や歴史、おいしい淹れ方からおすすめブレンド、季節ごとの楽しみ方まで詳しくご紹介します。クローブを暮らしに取り入れたい方に向けた完全ガイドです。
| 和名 | クローブ |
| 英名 | Clove |
| 学名 | Syzygium aromaticum |
| 科名 | フトモモ科 |
| 分類 | スパイス系ハーブ |
| 利用部位 | 種子、果実 |
| 香りの特徴 | 甘くウッディでエキゾチックなスパイスの香り。バニラや丁子(ちょうじ)を思わせる濃厚なニュアンス。 |
| 味わいの強さ | しっかり(5段階中4) |
| 主な用途 | ハーブティー、ブレンド |
甘くエキゾチックなスパイスの代表格。インドネシアのモルッカ諸島が原産で、ひとつまみでティーに深みと温かみを加えてくれます。チャイには欠かせない存在です。
インドネシアのモルッカ諸島(スパイスアイランド)が原産で、紀元前から中国やインドで珍重されてきました。中世ヨーロッパでは金と同等の価値を持ち、大航海時代には香辛料貿易の中心的な存在でした。現在もインドネシア、マダガスカル、タンザニアが主要な産地です。インドではチャイに、ヨーロッパではグリューワインに使われ、世界中の温かい飲み物に欠かせないスパイスです。
クローブの味わいの特徴をご紹介します。
香り: 甘くウッディでエキゾチックなスパイスの香り。バニラや丁子(ちょうじ)を思わせる濃厚なニュアンス。
味わい: ピリッとした刺激とほんのり甘い味わいが口の中に広がる、存在感のある飲み心地。
余韻: 甘いスパイシーさが長く心地よく余韻として残る。
味わいの強さは5段階中4(しっかり)で、しっかりとした存在感があり、少量でもブレンドのアクセントになります。
クローブのハーブティーを最もおいしく淹れるための基本レシピです。
| 項目 | 目安 | |------|------| | 茶葉の量 | クローブ 2〜3粒 | | お湯の温度 | 100℃ | | 抽出時間 | 5分 | | お湯の量 | 200ml |
丸ごとのクローブを使うのがおすすめ。砕くと香りは強まりますが苦みが出やすいので、丸ごとで5分程度が目安です。
クローブチャイ クローブ 2粒+シナモン 1/2本+紅茶 ティースプーン1杯を使い、100℃のお湯で5分抽出します。シナモンと紅茶にクローブを加えて煮出し、温めたミルクを注げば本格チャイのできあがり。
チャイの時間 インドのチャイに欠かせないスパイス。紅茶とミルクにクローブを加えて、本場のチャイタイムを楽しんで。
冬のグリューワイン文化 ヨーロッパのクリスマスマーケットで欠かせないグリューワインの香り。温かいティーでその雰囲気を味わえます。
スパイスの歴史を味わう 大航海時代に世界を動かしたスパイス。一杯のティーで、その豊かな歴史と香りの旅を楽しめます。
春: 新茶やフレッシュな緑茶にクローブをひとつまみ。春のスパイスアクセントに。
夏: アイスチャイにクローブを効かせて、夏でもスパイシーに涼しく。
秋: りんごジュースにクローブとシナモンを加えて、秋のスパイスアップルティーに。
冬: グリューワイン風のスパイスティーに。オレンジピールと合わせて冬の定番に。
クローブは以下のハーブとブレンドすることで、より豊かな味わいを楽しめます。
cinnamon ─ シナモンの甘いスパイシーさとクローブの深い甘みで、チャイの定番コンビに。 図鑑ページ
cardamom ─ カルダモンの爽やかさがクローブの濃厚さに清涼感を加え、バランスの良いブレンドに。 図鑑ページ
ginger ─ ジンジャーのシャープな辛みとクローブの甘い刺激が重なり、奥行きのあるスパイスティーに。 図鑑ページ
vanilla ─ バニラの甘い香りがクローブの甘みを引き立て、デザートのような贅沢な一杯に。 図鑑ページ
ふっくらとして油分があり、爪で押すとオイルがにじむものが良質です。乾燥して軽いものは香りが飛んでいる可能性があります。密閉容器に入れ、直射日光を避けて保管してください。丸ごとのほうが香りが長持ちします。
※ハーブティーは食品であり、医薬品ではありません。体質や体調に合わないと感じた場合は飲用をお控えください。
クローブは、個性的で奥深い味わいが魅力のスパイス系ハーブです。基本の淹れ方をマスターしたら、季節やシーンに合わせたブレンドにもぜひ挑戦してみてください。
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ハーブティー専門YouTubeチャンネル(登録者2.7万人・動画967本)の企画・撮影・編集・運用を6年間担当した経験をもとに、122種のハーブデータベースとオリジナルブレンドレシピを発信しています。
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