美肌 / ブレンドガイド
肌荒れが気になるとき、どのハーブティーから試すか。ローズヒップ・ハイビスカス・ルイボスの3種を、味わい・カフェインの有無・含まれる成分・注意点という事実で比べ、まず1種類を選ぶための基準をまとめました。
星の数ではなく、生活のどこに一杯を置くかで決めてください。
ハーブティーが初めて/クセのないものがいい/夜も飲みたい
→ 🍂ルイボス。3種で最も失敗しにくく、注意点も少ない選択です。
果実系の酸味が好き/朝の一杯にしたい
→ 🫐ローズヒップ。バラ科アレルギーがないことだけ確認してください。
冷たくてさっぱりした飲み物が欲しい/夏の水分補給に
→ 🌺ハイビスカス。単体の酸味は強いので、はちみつかローズヒップとの併用を前提に。
妊娠中・授乳中
→ まずかかりつけの医師・助産師にご相談ください。一般には、ハイビスカスは妊娠中を避けるとされています。
好みや体質から考えたい場合は体質診断を、3種以外も見比べたい場合は122種のハーブ図鑑を使ってみてください。
1袋を飲みきって「これなら続けられる」と思えたら、次は組み合わせです。3種はいずれも相性がよく、ルイボスをベースにすれば、酸味の強いハーブを少量だけ足す形にもできます。
目的別の配合や、ベース:メイン:アクセント=3:2:1という組み立て方は、姉妹記事の美肌効果で選ぶハーブティーブレンドの作り方へ。
ハーブティーは食品であり、医薬品ではありません。荒れた状態が続く場合や、痛み・かゆみ・急な広がりがある場合は、皮膚科での相談を優先してください。そのうえで日々の飲み物として選ぶなら、カフェインを含まず、酸味の穏やかなものから試すと続けやすくなります。具体的な選び分けは本文の「どれから始めるか」をご覧ください。
大きな理由は飲みやすさです。カフェインを含まないので夜にも飲め、タンニンが少なく渋くなりにくいため、甘みを足さずに毎日続けやすいという特徴があります。成分としてはミネラルや固有のフラボノイド(アスパラチン)を含みますが、飲めば肌がどうなると約束できるものではありません。
数字そのものが商品や資料によって幅があります。含有量は品種・産地・乾燥や粉砕の方法で変わるため、「何倍」という一般論が手元の茶葉に当てはまるとは限りません。実際の量は、購入する商品の栄養成分表示でご確認ください。
1日2〜3杯を目安に、間隔をあけて飲むのが無理のない範囲です。ローズヒップは酸性なので、飲んだあとに水で口をすすぐ習慣にしておくと安心です。ハイビスカスは酸味が強く量が増えると飲みにくいので1日1〜2杯程度に。ルイボスは特に大きな制限は挙げられていませんが、どんな飲み物でも一度に大量に飲むのは避けてください。
かかりつけの医師・助産師に必ずご相談ください。一般には、ハイビスカスは妊娠中を避けるとされ、ルイボスはカフェインを含まないことから広く飲まれています。体質や経過には個人差があるため、自己判断ではなく専門家の確認を優先してください。
期間で結果を約束できるものではないので、「いつまでに」ではなく「無理なく続けられるか」で見てください。まず1袋を飲みきってみて、味と飲む時間帯が生活に合っていれば継続、合わなければ別の1種類に替える。この進め方が現実的です。
問題ありません。ルイボスをベースにすると、酸味の強いハーブを少量だけ足す形にできます。目的別の配合は[美肌効果で選ぶハーブティーブレンドの作り方](/guides/beauty-skin-herbal-tea-blends)をご覧ください。
3種を並べて分かるのは、選ぶ軸が成分ではないということです。効き目の強さで順位はつけられませんし、つけるための根拠もありません。手がかりになるのは、味・淹れやすさ・注意点という、買う前に確かめられる事実のほうです。
3種ともカフェインを含まないので、夜に飲めるかどうかで悩む必要はありません。まずは1袋を飲み切ってみて、味と時間帯が生活に馴染むかどうかを確かめてください。続けられそうだと思えたら、次はブレンドの作り方へ進んでみてください。
なお、ハーブティーは食品であり医薬品ではありません。肌の状態が長く気になる場合は、飲み物より先に皮膚科へ。持病のある方、お薬を服用中の方、妊娠中・授乳中の方は、医師・薬剤師にご相談ください。
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先にはっきりさせておきます。ハーブティーは食品であって医薬品ではありません。だから選ぶ基準もシンプルで、毎日続けられるかどうかに尽きます。そこが決まらないと成分の話は意味を持ちません。そして続くかどうかを左右するのは、味の好み、カフェインの有無、飲む時間帯の3点です。
この記事では🫐ローズヒップ・🌺ハイビスカス・🍂ルイボスの3種を、その3点で比べます。複数のハーブを混ぜるレシピは姉妹記事の美肌効果で選ぶハーブティーブレンドの作り方にあるので、この記事は「まず1種類を選ぶ」ため、姉妹記事は「慣れてから混ぜる」ためと使い分けてください。
効き目の強さを星の数で並べることはしません。食品であるハーブティーに、そうした順位をつける根拠がないからです。代わりに、買う前に確かめられる事実だけを並べます。味、カフェイン、含まれる成分、注意点の4つです。
| 項目 | 🫐ローズヒップ | ハイビスカス | 🍂ルイボス |
|---|---|---|---|
| 学名 | Rosa canina | 🌺Hibiscus sabdariffa | Aspalathus linearis |
| 使用部位 | 偽果(実) | ガク(花が散ったあとの萼) | 葉 |
| 味わい | やさしい酸味とフルーティーな甘み。渋みはほぼない | はっきりした酸味。単体だとクセが強い | 紅茶に似たまろやかなコク。クセがない |
| カフェイン | 含まない | 含まない | 含まない |
| 含まれる成分 | ビタミンC、ビタミンA・E、リコピン | クエン酸などの有機酸、アントシアニン | ミネラル(鉄・カルシウム・マグネシウム等)、アスパラチン |
| 淹れ方の目安 | 95℃/7〜10分 | 100℃/3〜5分 | 100℃/5〜10分 |
| 続けやすさ | 飲みやすい部類 | 酸味が苦手だと残りやすい | 3種で最も飲みやすい |
| 注意したいこと | バラ科アレルギーの方は避ける。酸性の飲み物 | 妊娠中は医師に相談。血圧のお薬を服用中の方も要相談 | 大きな注意点は挙げられていない |
| 入手しやすさ | 単体商品が多い | 単体・ブレンドとも豊富 | ティーバッグが手に入りやすい |
成分の欄は「含む」という事実の範囲にとどめています。含有量の比較(レモンの何倍、といった言い方)を載せていない理由は、ローズヒップの項で説明します。
「肌荒れのときにハーブティーはどうなのか」——この問いに、まっすぐお答えします。
ハーブティーで肌荒れが治ることはありません。 食品なので当然です。荒れた状態が長く続く、痛みやかゆみがある、急に広がった。こうしたときは、飲み物ではなく皮膚科で診てもらうのが先です。
そのうえで日々の飲み物として選ぶなら、押さえたいのは次の3点です。いずれも成分の話ではなく、刺激と習慣の話です。
カフェインを含まないものを選ぶ
夜に飲めるかどうかで、一日の中に置ける杯数が変わります。ここで挙げる3種はいずれもカフェインを含みません。
酸味の強すぎるものは後回しにする
肌の状態が不安定なときは、刺激の少ない味のほうが無理なく続きます。この点で単体の🌺ハイビスカスは、最初の1袋には向きません。
甘みを足しすぎない
酸っぱいからと砂糖を多く入れてしまうと、飲み物としての位置づけが変わってしまいます。はちみつを少量にとどめるか、そもそも甘みなしで飲めるルイボスを選んでください。
砂糖入りの飲料を、カフェインを含まないティーに置き換えられる。成分の細かい違いより、まずはこの一点のほうがずっと実際的です。
学名: Rosa canina(ドッグローズ)/使用部位: 偽果(実)
🫐ローズヒップはバラの実を乾燥させたもので、ビタミンCを豊富に含みます。ビタミンA(βカロテン)、ビタミンE、リコピンといった脂溶性の成分も含まれています。
よく見かける「レモンの何倍のビタミンC」という言い方は、この記事では採用していません。含有量は品種・産地・乾燥や粉砕の方法で幅が大きく、一般論の数字が袋の中の茶葉に当てはまるとは限らないためです。実際の量は、購入する商品の栄養成分表示でご確認ください。
味は、熟したベリーやりんごを思わせるフルーティーな香りに、やさしい酸味。渋みやクセがほとんどないので、ハーブティーに慣れていない人でも飲みやすい部類です。実が硬く成分が出にくいため、95℃で7〜10分としっかり蒸らすのがコツ。粒の大きいホールタイプは軽く砕いてから使うと、短い蒸らしでも風味と赤みが出ます。
注意点は2つ。バラ科のアレルギーがある方は避けてください。もう1つは酸性の飲み物であることで、毎日長く飲むなら、飲んだあとに水で口をすすぐ習慣にしておくと安心です。
淹れ方やアレンジをもっと知りたい場合はローズヒップティーの飲み方と味わいガイドへ。ハイビスカスとの違いはローズヒップとハイビスカスの違いで詳しく比べています。
学名: Hibiscus sabdariffa/使用部位: ガク(花が散ったあとの萼)
🌺ハイビスカスの特徴は、クエン酸などの有機酸に由来するシャープな酸味と、アントシアニン系色素による鮮やかなルビーレッドです。ポリフェノールの一種であるアントシアニンを含み、見た目の華やかさもあって、アイスティーの定番になっています。
ただし3種の中では、単体で飲むと最もクセが強いハーブです。「体によさそうだと思って買ったのに、酸っぱくて残っている」というのは、ハイビスカスでいちばん起きやすい。だから最初の1袋としては、あまりおすすめしません。選ぶなら、次のどれかを前提にすると無駄になりません。
酸味との付き合い方はハイビスカスティーの酸味を愉しむ|飲み方ガイドにまとめています。
なお妊娠中の方、血圧に関わるお薬を服用中の方は、飲み始める前に医師・薬剤師にご相談ください。
学名: Aspalathus linearis/使用部位: 葉
🍂ルイボスは、南アフリカのセダルバーグ山脈周辺だけで育つマメ科の植物です。細い葉を発酵・乾燥させたものが、一般に流通している赤いルイボスティーになります。
肌のことを考えて飲み始めた人が、3種の中で最後まで手元に残しやすいのがこのルイボスです。理由は成分ではなく、飲みやすさにあります。
成分としては、鉄・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルと、この植物にしか確認されていない固有のフラボノイド アスパラチン を含みます。アスパラチンは未発酵の「グリーンルイボス」に多く、一般的な赤いルイボス(発酵タイプ)とは含有量が異なります。両方を少量ずつ買って飲み比べると、味の差もはっきり分かります。
淹れ方は沸騰したお湯で5〜10分。長めに蒸らすほど甘みとコクが出ます。ミルクを加えてもおいしく、シナモンやジンジャーと合わせるスパイスブレンドも定番です。夏は水出しで、水1Lにティーバッグ2〜3個を入れて冷蔵庫で8時間ほど置けば完成します。
注意点が少ないのもルイボスの特徴です。カフェインを含まないため、妊娠中・授乳中の方や小さなお子さんにも広く飲まれています(それでも、体質や体調に不安があれば医師にご相談ください)。
淹れ方をもう少し詰めたくなったら、ルイボスティーの淹れ方と楽しみ方をご覧ください。