結論からお伝えすると、美肌や免疫サポートを重視したい方はローズヒップ、運動後の疲労回復やすっきりした酸味を楽しみたい方はハイビスカスがおすすめです。市販のブレンドティーでは「ローズヒップ&ハイビスカス」として一緒に使われることが多く、見た目がそっくりに感じますが、じつは科も使用部位も含有成分もまったく違う、性格の異なるハーブです。分類・成分・味わい・効能のそれぞれで個性がはっきり分かれるため、目的に合わせて選び分けることで毎日のティータイムがより豊かになります。
| 比較項目 | 🫐 ローズヒップ | 🌺 ハイビスカス |
|---|---|---|
| 学名 | Rosa canina(代表種) | Hibiscus sabdariffa |
| 科名 | バラ科バラ属 | アオイ科フヨウ属 |
| 原産地 | ヨーロッパ、西アジア | 西アフリカ、スーダン、インド |
| 使用部位 | 偽果(実の部分) | ガク(花が散った後の萼) |
| カフェイン | ノンカフェイン | ノンカフェイン |
| 味わい | 穏やかな酸味とフルーティーな甘み | 強い酸味、クランベリーのよう |
| 香り | 果実的でやさしい | 軽く華やかで爽やか |
| 主な栄養成分 | ビタミンC、リコピン、ビタミンE、鉄分 | クエン酸、アントシアニン、ミネラル |
| 代表的な効能 | 美肌、免疫サポート、関節ケア | 疲労回復、むくみケア、目の疲れ |
| おすすめの時間帯 | 朝・午前中 | 運動後・午後 |
| 水色 | オレンジ〜赤褐色 | 鮮やかなルビーレッド |
ローズヒップ(Rosehip)
Rosa canina
バラの実から作られる、やさしい甘酸っぱさが特徴のハーブティーです。レモンの数十倍ともいわれるビタミンCを含み、美容や健康維持に役立つとされています。ハイビスカスとのブレンドは、風味のバランスが良い定番の組み合わせです。
ハイビスカス(Hibiscus)
Hibiscus sabdariffa
鮮やかなルビー色と、しっかりとした酸味が印象的なハーブです。豊富なクエン酸が、日々の疲労回復をサポートしてくれるとされています。アイスティーや、ローズヒップとのブレンドで酸味をまろやかに仕上げるのもおすすめです。
🫐 ローズヒップ
🌺 ハイビスカス
ローズヒップは加熱に強いビタミンCを豊富に含み、朝の定番ティーとして内側からの美容と免疫サポートが期待できます
ハイビスカスのクエン酸は疲労回復をサポートするとされ、すっきりした酸味がリフレッシュに向いています
ハイビスカスの利尿作用とアントシアニンが、むくみや眼精疲労のケアに伝統的に用いられてきました
ローズヒップは酸味が穏やかでフルーティーな甘みも感じられ、酸っぱいものが苦手な方でも飲みやすいです
2つをブレンドすると酸味と甘みが調和し、鮮やかな赤色のアイスティーやサングリア風モクテルに活躍します
🫐 ローズヒップ
🌺 ハイビスカス
ローズヒップは果実として非常に高いビタミンC含有量を誇り、レモンの約20倍ともいわれます。加熱に強いタイプのビタミンCとして知られ、リコピン・ビタミンA・ビタミンEも含まれることから、美肌づくりや免疫サポート、疲労回復に伝統的に用いられてきました。近年は関節の健やかさをサポートするハーブとしても注目されています。
ハイビスカスの主役は、強い酸味のもとであるクエン酸とハイビスカス酸、そして鮮やかな赤を生み出すアントシアニン系色素です。クエン酸は疲労回復サポート、アントシアニンは眼精疲労ケアの分野で知られる成分です。利尿作用もあるため、むくみケアにも伝統的に用いられてきました。
ハイビスカスはホルモンバランスへの影響や利尿作用が指摘されているため、妊娠中の常飲は避けるのが一般的です。ローズヒップも含め、妊娠中はかかりつけ医にご相談ください。
抽出時間を長くするとハイビスカスの酸味が強くなりすぎるため、時間を守ることをおすすめします。
日々の美容ケアとしてビタミンCをしっかり摂りたい方、風邪をひきやすい季節の予防ドリンクが欲しい方、穏やかな酸味を好む方にはローズヒップが向いています。運動後のリフレッシュに一杯欲しい方、強い酸味やスッキリ感が好きな方、見た目が華やかなティーを楽しみたい方、夕方のむくみが気になる方にはハイビスカスがおすすめです。
ローズヒップとハイビスカスはまさに黄金のペア。ハイビスカスの鋭い酸味をローズヒップのまろやかさが丸くし、互いのビタミンCとクエン酸が相性よく働いてくれます。おすすめは「サンライズ・ビューティーブレンド」。ローズヒップ(ファインカット)小さじ1にハイビスカス小さじ1/2、オレンジピール小さじ1/2を合わせ、95℃のお湯300mlで5分抽出します。朝の一杯としても、冷やしてアイスティーにしても絶品の仕上がりになります。
A. 植物分類からして別物で、ローズヒップはバラ科の果実、ハイビスカスはアオイ科のガクを使います。主成分もローズヒップはビタミンC、ハイビスカスはクエン酸とアントシアニンで、味もローズヒップは穏やかな酸味、ハイビスカスは強く鋭い酸味が特徴です。
A. 市販のローズヒップティーの多くはハイビスカスがブレンドされて赤色が付いています。ローズヒップ単体の抽出液はオレンジ〜赤褐色で、鮮やかなルビーレッドにはなりません。原材料表示を確認するとハイビスカス(ローゼル)が記載されていることが多いです。
A. どちらも比較的穏やかなハーブですが、ハイビスカスはホルモンバランスへの影響や利尿作用が指摘されているため、妊娠中の常飲は避けるのが一般的です。いずれもかかりつけ医にご相談のうえご利用ください。
A. ハイビスカスの酸味が強すぎる場合は、はちみつやアガベシロップを加えると飲みやすくなります。ローズヒップをブレンドして酸味を丸くするのもおすすめです。りんごジュースで割るとフルーツティーとして楽しめます。
A. ローズヒップのふやけた実は食べられ、ジャムのように甘く煮てトーストに合わせるのも人気です。ハイビスカスのガクも食べられますが、繊維が残りやすいので好みで取り出すと飲みやすくなります。
ローズヒップとハイビスカスを使ったブレンドに挑戦してみませんか?
ハーブティーブレンド完全ガイドで配合比率・淹れ方を見るハーブティー専門YouTubeチャンネル(登録者2.7万人・動画967本)の企画・撮影・編集・運用を6年間担当した経験をもとに、122種のハーブデータベースとオリジナルブレンドレシピを発信しています。
編集部について詳しく見る →学名
🫐 ローズヒップ
Rosa canina(代表種)
🌺 ハイビスカス
Hibiscus sabdariffa
科名
🫐 ローズヒップ
バラ科バラ属
🌺 ハイビスカス
アオイ科フヨウ属
原産地
🫐 ローズヒップ
ヨーロッパ、西アジア
🌺 ハイビスカス
西アフリカ、スーダン、インド
使用部位
🫐 ローズヒップ
偽果(実の部分)
🌺 ハイビスカス
ガク(花が散った後の萼)
カフェイン
🫐 ローズヒップ
ノンカフェイン
🌺 ハイビスカス
ノンカフェイン
味わい
🫐 ローズヒップ
穏やかな酸味とフルーティーな甘み
🌺 ハイビスカス
強い酸味、クランベリーのよう
香り
🫐 ローズヒップ
果実的でやさしい
🌺 ハイビスカス
軽く華やかで爽やか
主な栄養成分
🫐 ローズヒップ
ビタミンC、リコピン、ビタミンE、鉄分
🌺 ハイビスカス
クエン酸、アントシアニン、ミネラル
代表的な効能
🫐 ローズヒップ
美肌、免疫サポート、関節ケア
🌺 ハイビスカス
疲労回復、むくみケア、目の疲れ
おすすめの時間帯
🫐 ローズヒップ
朝・午前中
🌺 ハイビスカス
運動後・午後
水色
🫐 ローズヒップ
オレンジ〜赤褐色
🌺 ハイビスカス
鮮やかなルビーレッド