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Sharecipea編集部・2026年4月14日

ローマンとジャーマン・カモミールの違い|香り・効能を徹底比較

結論からお伝えすると、ハーブティーとして毎日気軽に楽しみたい方にはジャーマンカモミール、精油やアロマバスとしてリラックス効果を求める方、あるいは「カモミールらしい香りを濃く感じたい」方にはローマンカモミールがおすすめです。同じ「カモミール」という名前でも、じつは学名も生態もまったく別の植物で、ローマンは多年草のChamaemelum nobile、ジャーマンは一年草のMatricaria chamomillaと分類されます。香りの強さや味の飲みやすさにもはっきりとした違いがあり、目的に合わせて選ぶことで、それぞれの魅力を最大限に楽しめます。

この記事の内容

  1. 1. 一目でわかる比較表
  2. 2. ローマンカモミールの基本プロフィール
  3. 3. ジャーマンカモミールの基本プロフィール
  4. 4. 味と香りの徹底比較
  5. 5. シーン別の使い分けガイド
  6. 6. 淹れ方の違い
  7. 7. 共通点
  8. 8. 学術的な補足
  9. 9. 安全に飲むための注意点
  10. 10. おすすめの選び方
  11. 11. ブレンドのコツ
  12. 12. よくある質問
  13. 13. 関連する比較記事

🌼 ローマンカモミール vs 🌼 ジャーマンカモミール 一目でわかる比較表

比較項目🌼 ローマンカモミール🌼 ジャーマンカモミール
学名Chamaemelum nobileMatricaria chamomilla
科名キク科カマエメルム属キク科シカギク属
原産地西ヨーロッパ、北アフリカヨーロッパ、西アジア
使用部位花部花部
植物の性質多年草(地を這うように広がる)一年草(直立して50cm前後に育つ)
カフェインノンカフェインノンカフェイン
味わい強めの苦味と青草感やさしい甘みと飲みやすさ
香り濃厚で甘いりんごのような香り穏やかで青りんごを思わせる香り
代表的な効能鎮静、筋肉の緊張緩和、頭痛ケア消化促進、炎症ケア、安眠サポート
おすすめの時間帯就寝前、入浴時のアロマ食後、就寝前、いつでも
水色(ティーの色)淡い黄金色やや緑がかった黄金色

🌼 ローマンカモミールの基本プロフィール

🌼

ローマンカモミール(Roman Chamomile)

Chamaemelum nobile

ローマンカモミールは、西ヨーロッパ・北アフリカ原産のキク科多年草で、地を這うように広がる性質から「大地のリンゴ」と呼ばれてきました。ジャーマンカモミールと同じ「カモミール」の名を持ちながら、学名も生態もまったく別の植物です。イソブチルアンジェレートをはじめとするアンゲリカ酸エステル類が豊富で、熟したりんごに蜂蜜を垂らしたような濃厚で甘い香りが特徴。アロマテラピーの世界では「子どもにも使える数少ない鎮静系オイル」として重宝され、精油・アロマバス・スキンケアクラフトなど香りを活かす用途に広く使われています。

分類
flower
味の特徴
熟したりんごと蜂蜜を思わせる濃厚で甘い香り。味わいは意外にも苦味が立ち、薬草のような深みがある。短めの抽出や他のハーブとのブレンドでバランスが整う。
おすすめ温度
90℃
蒸らし時間
3分
ローマンカモミールの詳しい図鑑ページを見る

🌼 ジャーマンカモミールの基本プロフィール

🌼

ジャーマンカモミール(German Chamomile)

Matricaria chamomilla

ジャーマンカモミールは、ヨーロッパ・西アジア原産のキク科一年草で、ハーブティーとして世界でもっとも親しまれているカモミールです。精油に含まれる濃い青色の成分カマズレンと、α-ビサボロール、フラボノイドのアピゲニンが主役。これらには炎症を鎮める働きが期待でき、胃炎や胃もたれなど消化器系のトラブル、口内炎、肌トラブルのケアに古くから用いられてきました。軽い鎮静作用もあり、食後に飲んでそのまま眠りにつく使い方にも向いています。味は青りんごや刈りたての干し草を思わせる軽やかで親しみやすい味わいで、ハーブティー初心者にも安心して勧められる穏やかさがあります。

分類
flower
味の特徴
青りんごや干し草を思わせる軽やかで甘い香り。味わいは穏やかな甘みがあり、苦味はほとんどなく、クセが少なく飲みやすい。
おすすめ温度
95℃
蒸らし時間
4分
ジャーマンカモミールの詳しい図鑑ページを見る

味と香りの徹底比較

🌼 ローマンカモミール

香り
熟したりんごに蜂蜜をひと垂らししたような濃厚で甘い香り
味わい
意外なほど苦味が強く、薬草のような飲みごたえ
後味
鼻に抜ける長い甘い余韻が残る

🌼 ジャーマンカモミール

香り
青りんごや刈りたての干し草を思わせる軽やかな香り
味わい
穏やかな甘みがあり苦味はほとんど気にならない
後味
ふんわりとしたやさしい後口で飲みやすい

シーン別の使い分けガイド

🍽️

食後の胃腸ケア

ジャーマンカモミールがおすすめ

ジャーマンカモミールのα-ビサボロールとカマズレンが消化器系の炎症を鎮め、食後のもたれを和らげます

🌙

就寝前の深いリラックス

ローマンカモミールがおすすめ

ローマンカモミールのエステル類が精神の緊張をほどき、寝る前のスペシャルな一杯に最適です

🔰

ハーブティーデビュー

ジャーマンカモミールがおすすめ

ジャーマンはクセが少なくやさしい甘みで、初めての方でも飲みやすい万能ベースです

🛁

アロマバス・ハーブクラフト

ローマンカモミールがおすすめ

ローマンは少量でも香りが深く、浴槽に浮かべるハーブバスやクラフト素材としても活躍します

淹れ方の違い

🌼 ローマンカモミール

温度
90℃
蒸らし時間
2〜3分
分量
茶さじ1杯弱(約1.5g) / 200ml

🌼 ジャーマンカモミール

温度
95℃
蒸らし時間

共通点

  • ✓どちらもキク科のカモミールで、花部を使用する
  • ✓ノンカフェインで就寝前にも飲みやすい
  • ✓ヨーロッパで古くからリラックスや安眠の目的で親しまれてきた歴史がある
  • ✓キク科アレルギーの方はどちらも注意が必要
  • ✓ブレンドすることで互いの香りと飲みやすさを引き立て合える

学術的な補足

ローマンカモミールのエステル類

ローマンカモミールには、イソブチルアンジェレートをはじめとするエステル類が豊富に含まれています。この成分は心身の緊張をゆるめる働きがあるとされ、頭痛や不眠、精神的ストレスによるこわばりに伝統的に用いられてきました。アロマテラピーの世界では「子どもにも使える数少ない鎮静系オイル」として重宝されています。

ジャーマンカモミールのカマズレンとα-ビサボロール

ジャーマンカモミールの主役は、精油に含まれる濃い青色の成分カマズレンと、α-ビサボロールです。これらには炎症を鎮める働きが期待でき、胃炎や胃もたれなど消化器系のトラブル、口内炎、肌トラブルのケアに用いられてきた歴史があります。軽い鎮静作用もあるため、食後に飲んでそのまま眠りにつく使い方にも向いています。

安全に飲むための注意点

⚠️

どちらもキク科のため、ブタクサなどキク科アレルギーがある方は飲用を避けてください。

🤰

カモミールは子宮を刺激する可能性があるとの指摘があり、妊娠初期は念のため避ける方が安心です。飲む場合はかかりつけの医師・助産師に相談のうえ、少量から試してください。

ℹ️

ローマンは苦味が立ちやすいため、短めの抽出(2〜3分)ではちみつやブレンドで調整するのがおすすめです。

結論:あなたにおすすめなのは?

日常的に気軽に飲めるハーブティーが欲しい・食後にお腹を落ち着かせたい・家族とシェアしたい方にはジャーマンカモミールがおすすめ。香りでしっかりリラックスしたい・寝る前のスペシャルな一杯が欲しい・アロマバスやクラフトに使いたい方にはローマンカモミールが向いています。

両方ブレンドするのもおすすめ

ローマンとジャーマンをブレンドすると、お互いの魅力を引き立て合う「ダブルカモミールの安眠ブレンド」になります。ジャーマンカモミール小さじ1にローマンカモミール小さじ1/2、レモンバーム小さじ1/2を合わせ、95℃のお湯300mlで4分抽出。ジャーマンのやさしい飲みやすさを土台に、ローマンの深い香りがふわりと重なり、就寝30分前にぴったりの一杯に仕上がります。

🌼 ローマンカモミールの図鑑を見る🌼 ジャーマンカモミールの図鑑を見る

よくある質問

Q. ローマンカモミールとジャーマンカモミールの違いは何ですか?

A. 最大の違いは学名(植物としての種類)です。ローマンは多年草のChamaemelum nobile、ジャーマンは一年草のMatricaria chamomilla。香りはローマンの方が濃厚で甘く、味はジャーマンの方が飲みやすいという特徴があります。効能もローマンは鎮静寄り、ジャーマンは消化・炎症ケア寄りと方向性が異なります。

Q. 日本で「カモミールティー」として売られているのはどちらですか?

A. 市販のカモミールティーのほとんどはジャーマンカモミールです。味が穏やかで飲みやすく、大量生産にも向いているためです。ローマンは精油やブレンド原料として流通することが多く、ティー専門店でのみ単体販売を見かけます。

Q. 妊娠中でも飲めますか?

A. カモミールは子宮を刺激する可能性があるとの指摘があるため、妊娠初期は念のため避ける方が安心とされています。飲む場合はかかりつけの医師・助産師にご相談のうえ、少量から様子を見るようにしてください。

Q. 精油として使うならどちらが良いですか?

A. アロマテラピーで使うならローマンカモミールがおすすめです。香りが濃く、肌への刺激が少ないとされ、ブレンドしやすいためです。ジャーマンの精油は濃い青色(カマズレン由来)で、炎症ケア用のスキンクラフトに向いています。

Q. 苦味を抑えて飲むコツはありますか?

A. ローマンの苦味が気になる場合は、抽出時間を2分以内に短くするか、はちみつやアップルピースと合わせるのが効果的です。ミルクを加えてチャイ風にするのも、苦味が和らぎおすすめです。

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Sharecipea編集部

ハーブティー専門YouTubeチャンネル(登録者2.7万人・動画967本)の企画・撮影・編集・運用を6年間担当した経験をもとに、122種のハーブデータベースとオリジナルブレンドレシピを発信しています。

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学名

🌼 ローマンカモミール

Chamaemelum nobile

🌼 ジャーマンカモミール

Matricaria chamomilla

科名

🌼 ローマンカモミール

キク科カマエメルム属

🌼 ジャーマンカモミール

キク科シカギク属

原産地

🌼 ローマンカモミール

西ヨーロッパ、北アフリカ

🌼 ジャーマンカモミール

ヨーロッパ、西アジア

使用部位

🌼 ローマンカモミール

花部

🌼 ジャーマンカモミール

花部

植物の性質

🌼 ローマンカモミール

多年草(地を這うように広がる)

🌼 ジャーマンカモミール

一年草(直立して50cm前後に育つ)

カフェイン

🌼 ローマンカモミール

ノンカフェイン

🌼 ジャーマンカモミール

ノンカフェイン

味わい

🌼 ローマンカモミール

強めの苦味と青草感

🌼 ジャーマンカモミール

やさしい甘みと飲みやすさ

香り

🌼 ローマンカモミール

濃厚で甘いりんごのような香り

🌼 ジャーマンカモミール

穏やかで青りんごを思わせる香り

代表的な効能

🌼 ローマンカモミール

鎮静、筋肉の緊張緩和、頭痛ケア

🌼 ジャーマンカモミール

消化促進、炎症ケア、安眠サポート

おすすめの時間帯

🌼 ローマンカモミール

就寝前、入浴時のアロマ

🌼 ジャーマンカモミール

食後、就寝前、いつでも

水色(ティーの色)

🌼 ローマンカモミール

淡い黄金色

🌼 ジャーマンカモミール

やや緑がかった黄金色

3〜5分
分量
茶さじ山盛り1杯(約2g) / 200ml