東アジアの伝統的な食文化に根ざした、甘くスパイシーな香りの根のハーブです。中国では「女性のための人参」とも呼ばれ、薬膳料理やティーとして親しまれてきました。この記事では、当帰の特徴や歴史、おいしい淹れ方からおすすめブレンド、季節ごとの楽しみ方まで詳しくご紹介します。当帰を暮らしに取り入れたい方に向けた完全ガイドです。
| 和名 | 当帰 |
| 英名 | Angelica |
| 学名 | Angelica acutiloba |
| 科名 | セリ科 |
| 分類 | 根系ハーブ |
| 利用部位 | 根、根茎 |
| 香りの特徴 | 甘くスパイシーな根の香り。セロリやアニスに似た独特のハーバルな芳香。 |
| 味わいの強さ | 中程度(5段階中3) |
| 主な用途 | ハーブティー、ブレンド |
東アジアの伝統的な食文化に根ざした、甘くスパイシーな香りの根のハーブです。中国では「女性のための人参」とも呼ばれ、薬膳料理やティーとして親しまれてきました。
東アジア(中国、日本、韓国)が原産です。中国では「当帰(トウキ)」として数千年の食文化の歴史を持ち、薬膳スープの材料として家庭料理にも使われています。日本では奈良県の大和当帰が有名で、近年はハーブティーやお菓子の素材としても注目されています。ヨーロッパのアンジェリカ(A. archangelica)は近縁種で、リキュールの香り付けに使われます。
当帰の味わいの特徴をご紹介します。
香り: 甘くスパイシーな根の香り。セロリやアニスに似た独特のハーバルな芳香。
味わい: スパイシーでほんのり甘い味わい。セロリのようなハーバルなニュアンスと、根の深みがあります。
余韻: スパイシーな余韻が温かく残り、ほのかにアニスのような甘さも感じます。
味わいの強さは5段階中3(中程度)で、バランスの良い飲みごたえで、単体でもブレンドでも楽しめます。
当帰のハーブティーを最もおいしく淹れるための基本レシピです。
| 項目 | 目安 | |------|------| | 茶葉の量 | スライス3〜5枚(約3g) | | お湯の温度 | 100℃ | | 抽出時間 | 10分 | | お湯の量 | 200ml |
やかんで10〜15分煮出すのがおすすめ。スパイシーな香りをしっかり引き出せます。はちみつを加えると飲みやすくなります。
当帰&なつめ茶 当帰 スライス3枚+なつめ 2〜3個を使い、100℃のお湯で15分抽出します。なつめの甘みが当帰のスパイシーさをまろやかにまとめる、薬膳の定番ブレンドに。
薬膳文化を手軽に体験 中国の薬膳スープの定番素材・当帰を、ティーで手軽に。薬膳の食文化への入門にぴったりです。
大和当帰の魅力を再発見 奈良県の大和当帰は近年注目のハーブ。地元のお菓子やティーにも使われ、新しい和ハーブの楽しみ方を提案します。
スパイシーな香りのティー アニスやセロリを思わせるスパイシーな香りは、スパイス好きの方にぜひ味わってほしい個性的な一杯です。
春: なつめとブレンドして、春の薬膳ブレンドに。
夏: 水出しにするとスパイシーさが穏やかに。夏の食後のティーとして。
秋: 黄耆と合わせて、秋の薬膳ルートブレンドに。
冬: ジンジャーとシナモンを加えて、冬の温かな薬膳スパイスティーに。
当帰は以下のハーブとブレンドすることで、より豊かな味わいを楽しめます。
jujube ─ なつめの自然な甘みが当帰のスパイシーさをまろやかに包み、薬膳の定番ブレンドに。 図鑑ページ
ginger ─ ジンジャーのスパイシーさと当帰の風味が重なり、温かみのある東洋ブレンドに。 図鑑ページ
astragalus ─ 黄耆のまろやかな甘みと当帰のスパイシーさで、薬膳ルートティーの王道に。 図鑑ページ
cinnamon ─ シナモンの甘いスパイシーさが当帰の風味と温かく調和します。 図鑑ページ
根が褐色で、甘くスパイシーな独特の香りが立つものが良質です。日本の大和当帰(奈良県産)と中国の当帰では風味が異なるので好みに合わせて。スライスや刻みタイプがティーに便利です。密閉容器に入れ、冷暗所で保管してください。
※ハーブティーは食品であり、医薬品ではありません。体質や体調に合わないと感じた場合は飲用をお控えください。
当帰は、個性的で奥深い味わいが魅力の根系ハーブです。基本の淹れ方をマスターしたら、季節やシーンに合わせたブレンドにもぜひ挑戦してみてください。
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